ai入稿データのつくりかた

このブログはコーディングとかのことばっかり書いていますけど、実は僕デザイナーなのです。
なのでデザインについての記事も書きます。

印刷の入稿データの作り方

  1. トリムマークを作る オブジェクト > トリムマークを作成
    効果からも作れるが、オブジェクトから作ったほうがちゃんとオブジェクトになる
  2. すべてのオブジェクトのロックを解除し、ひとつのレイヤーにまとめる
    グループ化すれば同じレイヤーにまとまる
  3. 選択 > オブジェクト > 余分なポイント でゴミポイントを選択し削除
    データに残ってると印刷に現れちゃったりする
  4. 文字をすべて選択しアウトライン化する
    書式 > フォント検索 で、環境にないフォントが0になっていればOK
  5. ガイドを消去 (ただし折り加工などの指示に必要なガイドは残す)
  6. リンクファイルを.epsか.psdにする。解像度も確認。
    .jpgや.pngの画像はダメ
  7. ファイル > パッケージ でリンクファイルをまとめる。
    『リンクをコピー』『リンクを別のフォルダーに収集』『リンクされたファイルとドキュメントを再リンク』にチェック
  8. 印刷所指定のバージョンで保存
    保存時オプションの『圧縮を使用』以外はチェック外す
  9. 確認用のPDFを一緒に入れておく
  10. 手のひらツールをダブルクリックで、ドキュメント全体を見える状態にして保存する

少し補足

リンクファイルの形式

基本的に.psdで大丈夫だが、.epsの方が軽い。
冊子など写真が多いデータの場合は、.epsの方が望ましいらしい。
(.psd印刷が大量にあると、データが重すぎて印刷屋さんが死ぬ)
ただし.psdの方が、印刷屋さん側で写真の修正をする場合にラクなのでケースバイケース。
まあネット入稿では印刷屋さんが写真データいじったりすることはないだろうとのこと。

1面以上の印刷の場合

トリム外に『表』『裏』など書いてあげるほうが親切

ドキュメント全体を見える状態にして保存

これをやることで、印刷屋さんのモチベーション低下を防ぐ(笑)

webのデザイナーだったので、あまりこういう知識がなかったが、先輩に教わる機会があったので。
印刷してくれる人の気持ちを考えてデータを作ろうってことですね。